ミニ四駆の組み立て例を記載します。
ミニ四駆REVシリーズNo.1 ARシャーシ エアロアバンテをそのまま組み立てます。素組みです。
基本的に、タミヤの組み立てマニュアルに沿って組み立てますが、組み立て時の注意点、ここだけはやっておきたいポイントを記載しています。同じ素組みでも、ミニ四駆を初めて組む人と、ミニ四駆を知り尽くした人が組むと、結構大きな差が出ると思います。
↓ミニ四駆REVシリーズNo.1 ARシャーシ エアロアバンテは未だ購入可能です。
ミニ四駆 ARシャーシ REVシリーズNo.1 エアロアバンテの素組み
組み立てに以下の工具を使用します。
- プラスドライバー(小ネジ用)
- ニッパー(爪切りでも代用可能)
- ピンセット
- 楊枝
- ヤスリ
ボディーの組み立て
先ず、ボディーの組み立てです。マニュアルの①、②です。
必要なパーツを丁寧にカットし組み立てください。私はシールの貼り付けは後で実施します。
シャーシ上側の組み立て
次にシャーシ上側の組み立てです。マニュアルの③、④、⑤です。
グリスを塗布する指示がありますが、未だ、グリスは塗らないでください。
必要なパーツを丁寧にカットしてください。
ガイドローラ、金属ワッシャー、シャフト軸受けの表裏
ここで注意があります。ガイドローラーと金属ワッシャー表裏に注意してください。マニュアルには記載ありませんが、私はガイドローラーは滑らかな面を見える面(上側)にしています。金属ワッシャーはコーナーがだれている面をローラー側にしています。
シャフト軸受のプラスチックにも表裏があります。穴周辺が凸になっている面を外側にして組むのが基本です。
ホイールの組み立て
シャフト軸受けは中央が凸の部分を外側にして組み立ててください。ホイールと軸受のガタは0.1mmから0.5mmくらいがお勧めです。ガタがゼロでは負荷になりますのでダメです。ガタが多いのも問題があります。なるべく垂直に差し込み、回転した時のタイヤの振れが小さい方が良好です。
プロペラシャフトを組み立て
プロペラシャフトは組み立て時に注意が必要です。殆どのプロペラシャフトは長めに圧入されています。下の写真は左側がフロント、右側がリアです。
下の写真はプロペラシャフトを左側に寄せた時のものです。左側のプロペラギアはシャーシの壁と接触しそうな感じです。右側のプロペラギアの左側面とプロペラシャフトを受けている部分が完全に当たり、面接触しています。
下の写真はプロペラシャフトを右側に寄せた時のものです。左側のプロペラギアの右側面とシャーシの壁のシャフト受部分が完全に当たりストッパーになっており、面接触しています。この時右側のプロペラシャフトの左側面はシャフト受け部の壁と0.5mm程度隙間があり、これがプロペラシャフトのガタです。このガタはとても重要です。ガタ無しでキツイと負荷になってしまいますのでガタを残すように調整してください。但し、面接触は負荷が大きいので、少しでも接触面積が少なくするように、プロペラギアを削ります。
下の写真はプロペラギアを削ったものです。上との差が分かりますでしょうか?爪切りで歯の一枚一枚を少し斜めにカットするのがお勧めです。切れるニッパーなら、ニッパーでも大丈夫です。バリが出ましたら、カッターでカットしてください。
下の写真は、プロペラシャフトを左に寄せた時のものです。右側のプロペラギアの左側面がシャグと受け部の壁と当たってストッパーになっています。ここの外側を少し削っています。併せてシャフト受け部に当るシャフトを回しながら、細目の紙やすりで表面を滑らかにしています。
下の写真は、プロペラシャフトを右に寄せた時のものです。左側のプロペラギアの右側面がシャフト受け部の壁と当たってストッパーになっています。ここの外周を少し削っています。
以上でプロペラシャフトの改造は完了です。
ドライブギア、クラウンギアはシャーシ等と面接触していますが、素組みでフローティングは、なかなか厳しいのでこのままにします。
モーターユニットの組み立て
次はモーターユニットの組み立てです。マニュアルの⑥、⑦、(⑧)です。電池受けのターミナルとモーターのターミナルにはなるべく手で触れないように注意してください。触ってしまったら拭いておくのがお勧めです。
モーターホルダーを丁寧にカットし、金属になるべく触らない様にして組み立ててください。私は組み立てはピンセットを使用し、組み立てます。
ここで、おすすめの改造があります。タイヤをカットした時のランナーの断面が半円部分のところをカットして、電池ターミナルとモーターホルダーの間に挟んでください。電池との接触が安定してお勧めです。
BMAXなどの規定に端材の使用が禁止されていますので、タイヤをカットした時のランナーでなく、ブレーキスポンジを挟んでください。下の様な感じです。
モーターとスイッチの組み立て
上で組み立てた、モーターユニットとスイッチなどを組み立て、電池も組み込みます。マニュアルの⑧、⑨、⑩、(11)です。(何故、丸11が出ない^^)
スイッチ側の電池ターミナルも手で触らない様にしてください。
丁寧にカットし、組み立ててください。
下の写真はシャーシの下面です。ボディーも取り付けましたが、以下の点に気付きました。
- ボディーとシャーシを最後に止めるリアのストッパー(?)がキツイので穴を拡大しました。
- モーターユニットのカバーは、私には取り外しが大変です。
- 電池のカバーも、私には取り外しが大変です。
下の写真は、シャーシ上面の写真です。
駆動系のロス確認
ここまで組み立てが出来ましたら、未だグリスは塗っていませんが、5秒程度タイヤを回転させて音を聞いてみましょう。なお、ローラー、ギアなど回転するパーツを組み込む際には、スムーズに回転しているか?締めすぎてギチギチになって負荷になってしまうとそれは問題です。正当な速度で走らない原因になりますので、注意ください。
私の場合、カウンターギアが少しキツめで回転がスムーズでなかったので、軸受を挿入後にφ2mmのドリルを通し、軽く中心穴を舐めました。
ひどい異音がする場合、その音がスムーズになるように取り付けの見直しをするのですが、グリースなしで回し過ぎてしまうと、変に摩耗が進んでしまいますので、とんでもない問題がなければ、グリースを必要部分に塗布してください。専用オイルがあれば専用オイルのほうがベターです。
↓専用オイルはこちらで購入可能です。
但し、プロペラシャフトのシャフト受け部分とカウンターギアの軸、クラウンギアの面接触部分には必ずグリース(又は専用オイル)を塗布してください。なお、グリースは最小限に表面が濡れる程度に塗布してください。塗り過ぎは禁物で、余分なグリースは邪魔をするだけです。
ここから駆動系のロス改善を実施します。
- モーターにガタはないか?
- シャーシを軽く捻った時に、モーターの通電がなくなることはないか?
- シャーシを軽く捻った時に、急に大きな異音がしないか?
などなどです。が、素組みですから、異音はある程度で妥協するしか無いです。
ボディーへのシール貼り付け
ボディーへのシール貼り付けは、自由です。ボディーの塗装が自己主張の最大の見せ場ですので、頑張って素敵なデザインを目指しましょう。タミヤの公式ルールにはシールを貼り付けるか、又は塗装をしている事という規定がありますので、必ず、何らかの装飾が必要です。
ここでは、オリジナルのシールを綺麗に丁寧に貼っていきます。^^
左のシールから、ボディーと同一色の青色部分の一部は、カッター(クラフトナイフがベター)で切り取ってから貼り付けました。そのままでも十分目立たなくて綺麗と思いますが、私はこの方法が好きです。ボディーの色を変えるときは青色部分を全部切り取ると、益々綺麗です。
貼り付けたら、クリア塗装でコーテイングしました。クリア塗装をすることで、シールは剥がれにくくなり、また、全体の艶も出て、お勧めです。
エアロアバンテ、カッコ良いです!!。
以上で、ミニ四駆REVシリーズNo.1 ARシャーシ エアロアバンテ完成です。
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付録のステッカーは使えますよ^^
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