ミニ四駆で最速を目指すには、バウンドを少なくする応用技術が必要です。
ここでは、バウンドを減少する為に有効なおすすめ改造をまとめます。自分に合った改造をピックアップして頂ければと思います。
現在のバウンド減少改造は、凄いですね。
最速を目指すためのバウンド減少改造
ミニ四駆の速度アップ基本改造で速度が上がると、ジャンプの飛距離が伸び、着地時のバウンドが大きくなりコースアウトの可能性が高くなります。そこで、着地時の衝撃を吸収し、バウンド量を減少する対応が必要になります。
ホイール・タイヤの硬度アップ
ミニ四駆のバウンド減少のためにホイール、タイヤの選定は重要です。タイヤの径は速度に直結しますが、ここではバウンドの減少に絞って記述いたします。
ホイール・タイヤの大きさ
ホイール・タイヤには、大きさで大別すると3種類があります。(写真追加予定)
- 大径(タイヤ直径31mm)
- ローハイト(タイヤ直径26mm)
- 小径(タイヤ直径24mm)
同じ材質のホイール・タイヤで比較すると、(構造差によりそうならないこともありますが、)大径は小径より柔らかくなります。従って、大径はバウンドし易く、小径が一番硬くてバウンドしない事になります。
ホイールの材質
ホイールは材料で大別すると3種類あります。(写真追加予定)
- プラスチック製(普通の物)
- 強化プラスチック製
- アルミ製
同じ大きさのホイルで比較するとプラスチック製は柔らかく、アルミ製が硬いのは簡単に想像できると思います。従って、プラスチックはバウンドし易く、アルミ製が一番硬く、バウンドしない事になります。
タイヤの材質
タイヤの材質は大別すると2種類あります。
- スポンジタイヤ
- ゴムタイヤ
スポンジタイヤに比べるとゴムタイヤの方が固く、バウンドは少なくなります。
さらに詳しく調べるとゴムタイヤにもたくさんの種類があります。
ゴムタイヤの種類(写真追加予定)
- ソフト
- ノーマルゴム
- ハードタイヤ
- スーパーハード
- ローフリクションタイヤ
ノーマルタイヤは柔らかいので跳ね易く、ローフリクションタイヤは硬くてバウンドしにくくなっています。更に、そのタイヤを削ってタイヤの厚さを薄くする(ペラタイヤ)と、更にバウンドしにくくなります。(但し駆動力は逆で、ローフリクションタイヤは駆動力が低く、駆動伝達力は犠牲になります。)
従って、ホイール・タイヤの跳ねやすさをを比較すると、以下の結果になります。
バウンドし易さと特徴
プラスチック | 強化プラスチック | アルミ | |
大径 | バウンドし易いが、速い。軽めで安価。 | バウンドし易いが、速い。軽い。 | バウンドは少なめも、速い。重くて、高価。 |
ローハイト | バウンドは少なめ、軽くて、安価。 | バウンドは少なめ、軽め。 | バウンドは少ない。重くて高価。 |
小径 | バウンドは少なめ、軽くて、安価。 | バウンドは少なめ、軽め。 | バウンドは最も少ない。重めで高価。 |
- 右下の小径ホイールでアルミ製の物にローフリクションタイヤを薄く削って装着したものが、最もバウンドしない事になります。
- 左上の大径ホイールでプラスチック製にスポンジタイヤを厚いまま装着したものが、最もバウンドし易い事になります。
- 現状、大会等で上位入賞する方々は、ローハイトホイールにローフリクションペラタイヤの組み合わせで直径24mm以下にしている人が多いと思います。(写真追加予定)
今なら未だ、『ミニ四駆 超速ガイド』が購入出来ます。
バウンド減少改造
マスダンパー
シャーシの前後、サイドなどに、上下するマスダンパーを装備すると、車体が着地した時に受ける衝撃をマスダンパーが吸収し、シャーシはバウンドしないというバウンド減少装置です。
FMAシャーシのマッハフレームのBMAX仕様でマスダンパーの検証を行い動画を作成しましたので、参考にして下さい。
私は、今頃気づいたのですが、マスダンパーの効果は絶大です。安価で効果が大きいので、是非、効果を確認ください。
FMAシャーシのマッハフレームのBMAX改造については、下の内部リンクを参考にしてください。
なお、BMAXではマスダンパーは鉛直方向にしか作動させられないのですが、斜めに作動させて重心移動をして姿勢制御をするのが、究極の調整となっている様です。
フロント提灯
マスダンパーをフロントタイヤの近くに配備しており、その見た目が提灯に似ているのでこう呼ばれている様です。大会ではほとんどの人が採用しています。初めて見た時は衝撃を受けました。(あ、でもその時はフロントでなくリアを支点にした提灯システムでした。)私には全く発想できないシステムですが、見ただけで効果絶大なのは理解できました。賢い人はいるものですね。ただ、ボディーがパカパカするのが嫌いな人も多い様です。
MSシャーシのフル改造を行いました。フロント提灯も実装しましたので、下の内部リンクを参考にしてください。
因みに、最初の提灯はコレ!リア提灯
突然の過去回想4
ステップアップで提灯採用した
2014年6月頃ラメカーボン懐かしい#ミニ四駆 pic.twitter.com/JzrRB9GvkE
— いと ーPokéGO⇔mini4wdー (@ito_to_110) January 18, 2024
東北ダンパー
東北の大会で初お目見えになったもので、こう呼ばれているそうです。現在はリア側で実装される方が多いと思います。
【と】東北ダンパー#ミニ四駆かるた pic.twitter.com/lU2c9V5bBP
— アツ (@gatsuwr250rxyz) December 23, 2022
うん、東北ダンパーの減衰を作り直したらイイ感じになった😃 pic.twitter.com/SlM1AbbtAG
— ヤム(山本) (@dr_yam_rc) November 18, 2019
キャチャーダンパー
東北ダンパーの簡易版の様なものです。改造も簡単で安価でできますので、おすすめです。これも、リア側で実装する方が多いと思います。
これもMSシャーシのフル改造に実装しています。
ドラえもんダンパー
鈴のように見えるマスダンパーをローラーのゴムで宙吊りにするとダンパー効果がある。全方向のダンパーは凄いと思う。
詳細を知りたい方は別記事を参照ください。
作り方もとても簡単で、効果絶大です。
ボールリンクマスダンパー
ボールリンクマスダンパーはBasic-MAXでもGTアドバンスでも使えるとても便利なアイテム。
プレートはFRP製とカーボン製の2種類があります。
跳ね防止効果は十分でリヤはこれだけで十分と思います。
この錘は8.3gで総重量11.1gですから、効きますよね。
ガラス繊維配合樹脂のアジャスターなので、結構外れません。
MSフレキ
MSフレキは、MSシャーシ特有の改造です。MSシャーシはモーターをミッドシップノーズ、センター、テールの3分割で構成されていますが、ノーズ、テールがセンターシャーシを基準に上下にスライドできる様な改造を行いフレキシブルシャーシにすることで、バウンドを吸収する改造です。(写真追加予定)
タミヤ公式ガイドブック『ミニ四駆超速ガイド2020-2021』、『同2021-20221』に2回連続して掲載されています。現在の大会では、殆どの方がMSフレキを採用してMSシャーシで参戦しています。それだけ効果があり、実戦的ということと思います。もしかすると、MSフレキを装備したミニ四駆キットが出るのかな?などとも思っています。出ないかな??
こちらからミニ四駆調速ガイドが購入出来ます。
独立懸架サスペンション
ミニ四駆の独立懸架サスペンションは、沢山の人が試作、検討をしている様です。ただ、未だ大会での実績は出ていないようで(?)、今後に期待です。
バネとガタ
現在のミニ四駆はバネ、ガタ、重心移動により、姿勢制御、バウンド制御する方法が色々試行錯誤されている様です。確実性が高く、軽くて、更に安価であればこの上無しですね。今後、頑張って紹介して参ります。
ミニ四駆 最速を目指すおすすめ改造まとめ
ミニ四駆で最速を目指すおすすめ改造は以下の内容です。
但し、どの様なコースでも最速になるというようなミニ四駆は存在しません。コースによって、セクションによって、その都度最適対応をした人が勝利を勝ち取るというのがミニ四駆と思います。熟練者は強充電・普通充電・弱充電の電池を3種準備して、大会に挑み、使い分けます。また、モーターの成長も含めた選定、必要な改造、不必要な改造、マスダンパーの重量調整などをコースを見て判断し、可能ならレース済みの人の話を聞いて、レース前に対応しています。
おすすめ改造(写真追加予定)
- モーターはハイパワー&ハイスピード系。
- タイヤはローハイトのスーパーハードかローフリクションのペラタイヤ
- ホイールはアルミ、または軽量強化ホイール
- シャーシはMSシャーシとしMSフレキの改造を実施。
- フロント提灯とリアに東北ダンパー、又はキャッチャーダンパー
- (バンクスルー対応済みのブレーキ装備)
- (フロントATバンパー、リアアンカー)
- (底面はフラットに、壁に引っ掛かり難い形状に)
- (シャーシの捩れが少ない強度確保)
あ!!、勿論、上記の改造をする前に、各部の走行抵抗を最小限にするために、色々な速度アップ改造を実施済である事も重要です。
速度アップ改造はこちら
ミニ四駆超速グランプリは読んでおくべき!!
付録のステッカーは使えますよ^^
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